メモのページ - チラシの裏メモ 3枚目

通信技術や気になった事を黙々とメモし続ける

通信技術

SONiCのWarm Bootの動作確認

前回の「SONiCを少しかじってみた」ではSONiCをVirtualBoxにデプロイし、Cumulus VXとの間でBGPを張らせた。 そして今回はSONiCに実装されているWarm Boot機能の動作確認をし、SONiCの再起動(Cold Boot)と通信断の時間を比較してみた。 SONiCのWarm Bootにつ…

SONiCを少しかじってみた

昨年6月以来の「かじってみた」シリーズ、今回はホワイトボックススイッチのNOS(Network OS)であるSONiCをVirtualBoxにデプロイしてみた。 そして、商用のホワイトボックススイッチのNOSとして多くのデータセンタにて導入が進んでいるCumulus Linuxの仮想ア…

Catalyst 8000V Edge Software

VirtualBoxのゲストOS、Cisco CSR1000Vの新しいバージョンを導入しようとCisco Systemsのダウンロードサイト内を彷徨っていたら、Catalyst 8000V Edge Softwareに出くわした。昨年12月に発表され今月半ばに提供が開始された、新しい仮想アプライアンスだ。 C…

VirtualboxのゲストOS間を仮想ケーブルで接続する

Virtualboxでは、複数のゲストOSを立ち上げてゲストOS間で通信をする事が出来る。 Virtualboxのネットワーク設定にて「内部ネットワーク」(英語版の場合はInternal Network)にする事でゲストOS間で通信する事が出来るが、そのままの状態では全てのゲストOSの…

Virtualbox + Cumulus VXでIP Clos構成を組んでみた

データセンタのネットワークにてぼちぼち導入が進められているIP Clos構成を、Cumulus Linuxの仮想アプライアンス版であるCumulus VXで試してみた。 今回は、Cumulus VXのIP Clos設定のメモ。 今まで携わってきた、North-South(クライアント-サーバ)なトラフ…

VirtualboxとDocker Desktopの共存について

自分の環境だけだろうか、VirtualboxとDocker Desktopは同一PC内にて共存出来なかった。 Docker Desktopを削除し、Windows用Linuxサブシステムと仮想マシンプラットフォームを無効にした結果、ようやくVirtualboxのゲストOSのデプロイと起動と設定が可能にな…

Cisco ISR4000シリーズルータのシャーシ~Ether Module間通信

Cisco ISR4000シリーズルータに触れる機会が有り、LAN側インタフェースにEtherModule SM-X-ES3-16Pを導入。 L2環境での筐体内部の通信、ISR4000ルータの筐体~Ether Module間の通信の設定に手間取った。 L3の設定ならCiscoのサイトに載っているもののL2の設…

Docker Desktop for WindowsでArista cEOSコンテナの保存

Arista cEOSのDockerコンテナを他のDocker環境で使用する事を想定し、コンテナの保存方法を確認した。 今回は、Arista cEOSのDockerコンテナをDocker Desktopを動作させているPCのローカルディスクに一旦保存し、その後他のPCのDocker Desktopにて動作させる…

Docker Desktop for WindowsでArista cEOS

インフラエンジニアやWebエンジニアの方々にはお馴染みのDocker、しかしオンプレ環境を対象としたネットワークの設計の業務に携わっている者にとって、業務で触れる機会が殆ど無いツールだろう。 1台のソフトウェアルータを動作させるだけで精一杯な自宅のVi…

Fortinet NSE試験を受けてみた

UTM(Unified Threat Management:総合脅威管理)製品の世界シェア1位であるFortigateの開発および生産、販売を行っているFortinet社の認定試験、Fortinet NSE Level1を帰宅後に受験してみた。 Fortinet NSE試験とは セキュリティアプライアンス機器ベンダであ…

OpenFlowは生きていた

OpenFlowという通信プロトコルに関する独り言。自分のブログの過去の記事を読んでいたところ、Buffaloの家庭用ルータBHR-4GRVにOpen vSwitchをインストールした記事に出くわした。2014年~2015年の話。 自宅環境で再現するにあたり、srchack.orgの「おっさん…

kemp LoadMasterによる負荷分散設定 - HTTPSサーバ編

飽きずに今回も、Kemp Technologies社のロードバランサ kemp LoadMasterの仮想アプライアンス版いじり。Webサーバ2台の負荷分散設定の後、クライアントからLB間のHTTPSのやりとり(SSLハンドシェイク)をWiresharkで覗いてみた。 4回連続のkemp LoadMasterネタ…

kemp LoadMasterによる負荷分散設定 - HTTPサーバ編

今回は、Kemp Technologies社のロードバランサ kemp LoadMasterの仮想アプライアンス版で、Webサーバ3台の負荷分散設定とSorryページの表示設定をやってみた。3日連続のkemp LoadMasterネタ。しかしメンタル不調は継続中につき「かじってみた」レベルにまだ…

kemp LoadMasterによる負荷分散設定 - FTPサーバ編

Kemp Technologies社のロードバランサ、kemp LoadMasterの仮想アプライアンス版で、FTPサーバ3台の負荷分散設定をやってみた。 前回は、kemp LoadMasterの仮想アプライアンス版をPCで動作するVirtualboxにデプロイし、Freeライセンスを適用させた後、GUIで設…

kemp LoadMasterをかじってみた

無節操な事に、かじってみたシリーズ第3弾となってしまった今回の対象は、kemp LoadMasterというロードバランサの仮想アプライアンスのコミュニティサポート版。以前より、無料で使用出来、且つ自分用PCのスペックで軽快に動作するロードバランサの仮想アプ…

HPE VSR1000をかじってみた

HPE VSR1000とは、その名のとおりサーバでお馴染みHPE(Hewlett Packard Enterprise)社製のソフトウェアルータ。 HPE MSRシリーズルータのOSであるHPE Comware 7からハードウェア依存な機能を省き、VMware ESXiなど仮想化プラットフォームをサポートするx86な…

Android端末で安定稼動するソフトウェアルータ・スイッチ まとめ

Android端末で安定稼動するソフトウェアルータ・スイッチに関するメモ。 Windows PCやMacBook等で動作するVirtualboxやVMware Workstationのような仮想環境構築ツールにてソフトウェアルータやスイッチを動かす事と同じように、Androidスマホで動作するLimbo…

Lagopus SwitchをVirtualboxで動かす

昨年の年末頃からホワイトボックススイッチに興味を持ち、Cumulus VXなど複数のホワイトボックススイッチを試用してみたものの、ホスト機のスペック上の問題やライセンス未適用による不完全な動作等、まともに動作させるには少し敷居が高かった。 そんな中、…

データセンタの機械室の話

データセンタのネットワーク設計に携わっている自分が気になった記事を、自分に当て嵌めて「自分にとっての機械室」をメモしてみた。 https://www.orangeitems.com/entry/2018/04/04/102200 orangeitemsさんのブログ「orangeitems’s diary」より。 データセ…

Cisco Catalyst 6500スイッチ 20周年

SUP2(NOT SUP2T)の時から大変お世話になりました。 CatOSとMSFC上のCiscoIOSとのハイブリッドなシステム、懐かしい。SUP2TなCatalyst6506E 2台にCatalyst3850をぶら下げたVSS構成、1年ほどいじっていないが設定は今でも覚えている。後継機種のCatalyst6800の…

カスタムプロファイルをVirtual Serverに適用

FTPのカスタムプロファイルを作成し、Virtual Serverに適用させた時のメモ。 既存設定には無いオプション値、ポート番号65021を設定したFTPプロファイルを作成し、Virtual Server TEST_VSに適用させた。tmshコマンドだと create ltm profile ftp TEST-ftp-65…

BIG-IP LTE VEのRD変更

BIG-IPのRoute Domainを再設定した時のメモ。 Route DomainのRoute Domain名やPartitionやRoute Domain IDは変更出来ない。 対象のRoute Domainを一旦削除し、希望する値で再度Route Domainを作成する必要が有る。 その際に、対象のRoute Domainに紐付けされ…

Microsoft AzureにF5 BIG-IP VEを導入する その2

F5 Networks社製仮想ロードバランサであるBIG-IP LTM Virtual Editionを、Microsoft Azureに導入した際のメモ。 今回は、試用ライセンスの取得からBIG-IP VEへの適用までの流れ。 実行環境 契約済みのMicrosoft Azure。 ライセンスは、とりあえず3ヶ月の試用…

Microsoft AzureにF5 BIG-IP VEを導入する その1

F5 Networks社製仮想ロードバランサであるBIG-IP LTM Virtual EditionをMicrosoft Azureに導入した際のメモ。 以下のメモは試用版ライセンスもしくはLaboライセンスを入手可能な場合に限る。 ライセンス期限切れなど入手不可能はPAYG(従量課金プラン)という…

Android端末でgitやれるようになるまで

githubのアカウントを持っている、JSONで何か書く為のエディタがインストールされている、Androidタブレット用の物理キーボードも有る...という事で、以下はPCと同じようにAndroidのタブレット端末でgitでcloneやaddを実行する為の準備をした時のメモ。 アプ…

Cisco WLAN APを別のWLANコントローラにジョインさせる

今回は超簡素なメモ 当環境は以下のとおり。 WLAN AP: AIR-CAP3502I-Q-K9 WLANコントローラ: AIR-CT5508-K9 IPアドレスはDHCPによる自動取得。 やる事 ・別の拠点に居るWLANコントローラにジョインさせる。 勿論、移行先のWLAN AP用のネットワークは移行前と…

VirtualboxでCisco IOS-XRvを動かす

Cisco Systemsの仮想アプライアンスIOS XRvをVMWare Playerに入れる事が出来たのだから、VirtualBoxに入れる事も出来るだろう...という事で、今回はVirtualBoxに入れてみた。 Cisco IOS-XRvとは Cisco IOS XRvとは、ASR9000やCRS-1など通信キャリアに導入さ…

VyOSをVirtualBox+Vagrantで動かす

Windows7(32bit版)のホスト環境にて、VirtualBox+VagrantでVyOS環境を構築した際のメモ。 当方の環境 ホストOS: Windows7 32bit版 / RAM: 4GB / CPU: Intel Core i3-2350M 2.30GHz ゲストOS: higebu/vagrant版VyOS バージョン1.1.7 VirtualBox 5.1.28 Vagran…

QNX Neutrinoでマウスカーソルを表示させる

Cisco IOS XRのカーネル部分で動作するQNX Neutrinoは、VMware PlayerやWorkstationで動かす事が出来る。 QNX Neutrino 6.4.1の評価版は以下のリンク先からダウンロード。 QNX Neutrino RTOS Evaluation Run-time for VMware http://www.qnx.com/download/do…

Cisco Systems社がViptela社を買収の意向

このニュースを目にして最初に思った事は「やはり」だった。 今一つ冴えないCiscoのiWAN機能の開発やサポートは縮小させてViptelaのSD-WANを殺さずそのまま持ち込めば、SD-WAN市場においてもシェアを独占する事が出来るだろうと考えていた。今年の初め頃に、…