メモのページ - チラシの裏メモ 3枚目

通信技術や気になった事を黙々とメモし続ける

Android端末でgitやれるようになるまで

githubのアカウントを持っている、JSONで何か書く為のエディタがインストールされている、Androidタブレット用の物理キーボードも有る...という事で、以下はPCと同じようにAndroidのタブレット端末でgitでcloneやaddを実行する為の準備をした時のメモ。
アプリを入れた事以外は、おそらくWindowsやmacOSと手順は同じではないかと思われる。


当方の環境
・端末:Google Nexus7 (2012)
・Android OSのバージョン:5.0.1
・物理キーボード:MAGREX Bluetooth Keyboard MK5000
・エディタ:QuickEditor
・仮想端末エミュレータ:Termux
尚、今回はAndroid用のgitアプリは使用しない方法で進める。


手順
1. Google Play Storeで仮想端末エミュレータをインストール。
自分の環境ではTermuxをインストールした。

2. Termuxを開き、sshとgitをインストール。

pkg add openssh git


3..sshディレクトリが作成されている事を確認。

ls -la
.ssh


4. 新しいSSH Keyを作成。

  ssh-keygen -t rsa -C "メールアドレス"
  Enter passphrase (empty for no passphrase): と聞かれたら、任意の文字列(パスワード)を入力
  Enter same passphrase again: と聞かれたら、同じ文字列を入力


5. SSH Key(.pubファイル)が作成された事を確認。

ls .ssh
id_rsa.pub


6 .id_rsa.pubの内容をコピー。
表示される内容を指で触れて選択。指で選択範囲を広げ、copyを選択。

cat .ssh/id_rsa.pub


7. テキストエディタにid_rsa.pubの内容を貼り付けて保存。
自分の場合、QuickEditに貼り付け。

8. 上記7で作成されたファイルをAndroid端末からPCにコピー。
PCとAndroid端末との間でファイルをやりとりする方法は、自分宛てのメールやファイル共有サービス等を使用。
もしくはAndroid端末をUSBケーブルでPCに接続し、Android端末からPCにファイルをコピー...等。

9. githubにログインし「Personal settings」の「SSH and GPG keys」に移り、「New SSH key」ボタンをクリック。

10. 「SSH keys / Add new」のKey欄に上記7で作成されたファイルの内容を貼り付け、「Add SSH key」をクリック。

11. 再びAndroid端末に戻り、Termuxにて以下のコマンドを打ちgithubに正常に登録された事を確認。
正常に登録されると、「SSH and GPG keys」ウインドウ内のgithubのSSHキーアイコンが緑色に変わる。

ssh -T git@github.com


12. git --versionを打ち、gitが動作出来る事を確認。

13. SSHの認証。
カレントディレクトリにて作業用ディレクトリを作成。ここではmkdir tmpを打ちtmpディレクトリを作成した。
cd tmpを打ちtmpディレクトリに移り、以下を入力。

git clone https://github.com/hechtia/xxxxxxxxxx.git

SSH keyのパスワード入力を求められたら、上記4にて入力したパスワードを打つ。

Hi xxxx! You're successfully authenticated, but Github does not provide shell access.

と出力されたら、登録したSSH keyでの認証が成功した事を示す。