かじってみた
日本時間5月24日(土)の未明に、NixOSの新しいバージョン25.05 "Warbler"がリリースされた。 コードネームのWarblerとはアメリカムシクイと呼ばれている鳥の事で、NixOSのコードネームはバージョン毎に生物の名称が採用されている。ちなみに前のバージョン24.…
先日、NixOS Foundationのサイトにある寄付のページから注文したNix/NixOSのグッズが自宅に届いた。ちょうどNixOSに触れ始めてから2ヶ月が経過したこともあり、少しずつではあるがNixOSの扱いにも慣れてきたところだ。そこで今回は、NixOSを導入しサーバを構…
前回の記事では新規に作成したNixOSにnginxをインストールしWebサーバの基本的な構築を行い、主要な3つのWebブラウザからWebサーバにアクセスしてテスト用のサイトを表示させて動作確認を行なった。 今回は、前回の記事にて構築したnginxと同じ機器にてProme…
前回の記事ではNixOSをCLIでVirtualBoxにインストールした。仮想HDDの消費状況をGUIインストール時と比較し、仮想HDDの消費状況は初期設定を終えた段階ではGUIインストールをほぼ同じである事を確認した。 今回は、当ブログの著者の家庭内の環境にて動作させ…
前回の記事では、NixOS上で動作するメール転送エージェントPostfixおよびメール配信エージェントDovecotに対してSASL認証を有効化し、クライアント側に電子メールクライアントnPOPを導入して送受信の動作確認を行った。 NixOSを導入してから1ヶ月以上が経過…
前回の記事では、VirtualBoxで新規に立ち上げたNixOSにメール転送エージェントPostfixとメール配信エージェントDovecotをインストールし、メールサーバを構築した。そして動作確認としてクライアント側にnPOPという電子メールクライアントをインストールしメ…
前回の記事では、新規に作成したNixOSに.nixファイルを適用し前々回の記事で構築したDNSサーバを再現。クライアント端末にて正引きや逆引きの名前解決の動作確認を行った。 今回は、当ブログの著者の家庭内の環境にて動作させるローカルなメールサーバを導入…
前回の記事では、DNSサーバを実現させる為のツールであるBINDをNixOSに導入し、クライアント端末にて正引きや逆引きの名前解決の動作確認を行った。 今回は、NixOSの特徴であるシステムの再現性を利用し、新規に作成したNixOSの仮想マシンに.nixファイルを適…
前回の記事では、システムやアプリケーション等のログを収集、処理、転送するためのログ管理ツールであるrsyslogをNixOSに導入し、家庭内LANにてSyslogサーバが稼働しているDebian GNU/Linuxにログがリアルタイムに転送される事を確認した。 今回は、当ブロ…
前回の記事では、Linuxや*BSDなどUNIX系のOSをWindowsのネットワークに参加させる為のツールであるSambaを導入し、macOS機やWindows機から接続確認を行った。 当ブログの著者の家庭内で稼働しているサーバでは、吐き出されるログの一部をsyslogサーバに飛ば…
前回の記事では、NixOSにSFTPの設定と設定後の動作確認を行った。 当ブログの著者の家庭内ではOpenBSDとDebian GNU/LinuxにSambaを導入しファイルサーバとして利用しており、Windows環境とmacOS環境との間でのファイル共有やファイルのバックアップなどを実…
前回の記事では、NixOSにzshとNeovimとchronyとNeofetchのインストールと設定、設定後の動作確認を行った。 NixOSで実行したコマンドおよび出力内容の殆どが、MacBookからNixOSにsshログインし実行したものである。NixOSにsshログイン出来るならSFTPでアクセ…
前回の記事では、NixOS上でのプロジェクトの簡潔な定義、依存関係の明確化、バージョン管理を目的としてFlakeを導入した。 本記事の投稿時点ではFlakeの活用には至っていないが理解を深めたいと考えている。その為、今後導入予定のツールのインストールや設…
前回の記事にて、VirtualBox環境におけるNixOSの導入から初期設定(SSHログイン、ホスト名の設定、IPアドレスの割り当て)まで実施した。 この段階で、他のLinuxディストリビューションでも実施してきたSambaによるファイルサーバの構築やSFTPサーバの構築が…
NixOSとは Linuxディストリビューションの一つであり、純粋関数型言語Nixを用いた設定の記述やNixパッケージ管理システムによるパッケージ管理を特徴とする。 特に注目すべき点は、システム全体の設定やパッケージを宣言的に管理できる事である。例えば、Nix…
前回および前々回の記事では、VMware FusionにてOcNOSをデプロイし初期設定と動作確認を行なった。 OcNOSのダウンロードサイトでは動作環境としてVirtualBoxも挙げられているものの、ダウンロードサイト内で入手する事が出来る導入手順書(OcNOS VM VirtualB…
前回はOcNOS VMのvmdkファイルの入手とVMware Fusionへのデプロイを行い、初期設定としてホスト名やsshログインの為の設定等を実施した。 OcNOS VMは他の仮想アプライアンスのような評価版ライセンスを適用させる作業は無い為、デプロイ完了後はすぐに設定や…
開発に日本人の技術者が深く関わっている点や提供元のIP Infusion社(米国)のCEOが日本人である点だけでなく、2021年以降通信事業者を中心に導入事例が急激に増加しているネットワークOSという点などから以前から気になっていたOcNOS。今回は試用版であるOcNO…
9月中旬にYAMAHAのソフトウェアルータであるYAMAHA vRXをVMware ESXiにデプロイしトライアルライセンスを適用させてから時々いじって遊んでいたが、3ヶ月間の試用期間はあっという間で、今月末をもってトライアルライセンスが期限切れとなり試用期間が終わる…
前回は、YAMAHA vRXをデータセンタのWANルータ(至側)、中古で購入したYAMAHA RTX810をユーザサイト側のWANルータ(自側)としてIPsec VPNの簡単な設定を投入し、拠点間のVPN通信を確立させた。 今回もYAMAHA vRXの拠点間通信の対向先としてYAMAHA RTX810を使用…
前回は、VMware ESXiにデプロイしたYAMAHA vRXのWAN側およびLAN側にIPアドレスのアサインやsshログインの為のsshサーバ設定、時刻情報を外部のNTPサーバから取得する為の設定など初期設定を実施した後、トライアル用の基本ライセンスとオプションライセンス(…
ヤマハが2019年9月に販売開始した仮想ルータvRX。自宅のPCにて稼働するVMware ESXiにYAMAHA vRXをデプロイした様子を当ブログにて2回にわたり公開した。今回は続編として、YAMAHA vRXの初期設定とトライアルライセンスの適用に至るまでの流れを記事に残した…
企業向けのルータやファイアウォール製品を開発・販売してきたヤマハ株式会社が、2019年に仮想ルータvRXの販売を発表。当初はAWS版のみだったが2020年にはVMware ESXi版の販売が開始された。 YAMAHA vRXは、Cisco CSR1000VやVyOSなどといった仮想ルータと同…
6WIND VSRは、前々回の記事にて記載したとおり、高性能かつスケーラブルなソフトウェアルータ製品群である事をセールスポイントとしている。 6WIND VSRを含めCisco CSR1000vやJuniper vMX等のようなソフトウェアルータでは、パケットを高速に処理する為の仕…
前回は6WIND VSRの評価版ユーザの登録とVSRのVirtualboxへのデプロイを行い、初期設定とインターネットへの疎通確認、評価版ライセンスのアクティベートまで終えた。 評価版ライセンスを適用させた事により、ライセンス有効期間の30日間はVSRはvBR(Virtual B…
qiitaで色々なソフトウェアルータを紹介している記事を拝見。その記事の中に記載されているソフトウェアルータの提供元の各リンクを踏みまくった結果、6WIND社のVSRに興味を持った為、評価版のアカウントを作成し6WIND VSRを試用してみた。 尚、HPEもVSR1000…
SONiCの学習用動画に関するメモ。 CiscoやJuniperの通信機器や通信プロトコルの解説動画が公式非公式問わず沢山有るのだが、ひょっとしたらSONiCも有るかもしれないという事で、Youtubeにて探したら数は少ないものの有った。 SONiCだけで検索するとセガの某…
Debian GNU/LinuxベースのNOSであるCumulus LinuxとSONiCの設定方法と設定ファイルについて簡単にまとめてみた。(というより晒しただけ) 製品版ではなくJenkinsから落としてくるSONiCのBGP設定について腑に落ちない所が有り、SONiCを再度デプロイから始め、C…
前回の「SONiCを少しかじってみた」ではSONiCをVirtualBoxにデプロイし、Cumulus VXとの間でBGPを張らせた。 そして今回はSONiCに実装されているWarm Boot機能の動作確認をし、SONiCの再起動(Cold Boot)と通信断の時間を比較してみた。 SONiCのWarm Bootにつ…
昨年6月以来の「かじってみた」シリーズ、今回はホワイトボックススイッチのNOS(Network OS)であるSONiCをVirtualBoxにデプロイしてみた。 そして、商用のホワイトボックススイッチのNOSとして多くのデータセンタにて導入が進んでいるCumulus Linuxの仮想…