Raspberry Pi版のSlackwareにてnftablesの設定

Raspberry Pi版Slackwareのcurrentバージョン(開発版)を新規に導入したら、実装されているパケットフィルタがiptables-legacyだった。設定内容を保存するためiptables-legacy-saveコマンドを実行したら、カーネルモジュールip_tablesとiptable_filterが無…

Raspberry Pi版のSlackwareの起動プロセス - 後編

Raspberry Pi 4BにRaspberry Pi版Slackware「SARPi」を導入したことをきっかけに、電源投入からログインプロンプトが出力されるまでの一連の起動処理を追った内容を記事としてまとめてみた。 今回は後編として、/etc/rc.d/rc.Sの処理が完了した後に読み込ま…

Raspberry Pi版のSlackwareの起動プロセス - 前編

Slackwareが搭載されているRaspberry Piの電源をONにすると、ブートローダの読み込みから始まりブートパーティションの読み込み、Linuxカーネルの起動、/sbin/initの実行、システムの初期化、ネットワークや各種サービスの起動を経てログインプロンプトが出…

OpenBSDを7.8から7.9にアップグレードした

先月の5月19日(火)にOpenBSDの新しいバージョン7.9がリリースされた。 OpenBSD 7.9のリリースに合わせて、しばらくの間ご無沙汰状態だったOpenBSDのリリースソングが約3年ぶりに公開された。 OpenBSDの新バージョンがリリースされてから1ヶ月以上経ち、syspa…

Raspberry Pi版のSlackwareにてiptablesの設定

前回の記事「Raspberry Pi版のSlackwareをRaspberry Pi 4Bに導入」の続きとして、ファイルサーバとして使用しているSARPi(Slackware ARM on a Raspberry Pi)に実装されているパケットフィルタリング機能、iptablesの設定と動作確認を実施した。 しばらくの…

Raspberry Pi版のSlackwareをRaspberry Pi 4Bに導入

長期保存用の外付けHDDの中の整理をしていたら、いつダウンロードしたか分からない64bit版Slackware CurrentのisoファイルとRaspberry Pi版のSlackware(SARPi)のイメージファイルが保存されていた。 そこでRaspberry PiにSlackwareを導入し家庭内環境のフ…

旧モデルのRaspberry Piの活用 - Alpine Linuxの導入

2016年に発売されたRaspberry Pi 3B。登場から10年が経過した現在ではRaspberry Pi 4や5といった後継機種が登場し、性能面では大きな差がついている。CPU性能やメモリ容量やネットワーク機能など、最新モデルと比較すると見劣りする点は少なくない。 だから…

東京都内で一番高い場所でサーバを運用してみた

2週間程前、都内で最も高い場所に設置されているサーバはどこにあるのかを考えていた。 その中で「都内で最も標高の高い場所にあるデータセンタ」「都内で最も高いビル」「都内で最も高い建造物」という、3つの観点から整理した。 都内で最も標高の高い場所…

NixOSで構築したサーバの運用について

当ブログでは、ファイルサーバやDNSサーバやメールサーバなど、NixOS環境においてさまざまなサーバの構築手順に関する記事を数多く投稿してきた。そしてでNixOSはお気に入りのLinuxディストリビューションの中の1つであることを述べてきた。 しかし、NixOSは…

Broadcom版のSONiCをVirtualBoxで動かす - LAG設定編

前回はVirtualBox環境にBroadcom版のSONiCを導入し、初期設定を行なった。 今回はその続きとしてBroadcom SONiCをもう2台追加し、VLANとLAG(Port Channel)の設定を投入した。 これらの設定を投入するにあたり、Broadcom SONiCに実装されているCisco IOSラ…

Broadcom版のSONiCをVirtualBoxで動かす - 導入編

2年程前に商用版のSONiCの代表的な存在であるDELL Enterprise SONiCをVMWare Fusionに導入する記事を公開したが、その後、DELL社(DELL Technologies社)がDELL Enterprise SONiCの仮想アプライアンス版の公開をサポート契約者のみに限定した事で、サポート…

RHELのLightspeedを利用しSambaでファイルサーバを構築した

Lightspeedとは、Red Hat社が提供する生成AIを活用した運用アシスタント機能である。これはRed Hat社の親会社であるIBM社が開発しているAIアプリケーションプラットフォームwatsonxを基盤としたサービスである。 Lightspeedは、Red Hat Enterprise Linux(以…

就職氷河期時代の思い出

最近話題になっている、"氷河期世代は甘え!とか抜かす後出しジャンケン人間には、「あなたの会社では40半ば〜50過ぎの『生え抜きの』社員さんはどのくらいいますか?」..."のX(旧twitter)の投稿について。 あらためて思い返すと、今まではその当時の自分…

ChatGPTがLinuxディストリビューションやOSをどのように認識しているか質問してみた

数日前にXにて話題になったChatGPTへの質問「これまで私があなたをどう扱ってきたのかを画像にしてください」 ChatGPTが利用者をどのように捉えているかについて、生成された絵を投稿したものである。 このユニークな問いかけに着想を得て、あるとき別の疑問…

Raspberry Pi 4BにNixOSを導入しファイルサーバを構築した

2025年春にVirtualBox環境にてNixOSの導入を開始してから半年以上が経過した。仮想環境ではあるものの、サーバOSとしてのNixOSの導入および運用にも徐々に慣れてきたため、次のステップとしてオンプレ環境への導入と運用を試すことにした。 そこで、Raspberr…

Raspberry Pi 3BにOracle Linux 9をインストールした

2024年の秋頃にRaspberry Pi 3Bで動作するOSとしてOpenBSDを導入し、ファイル共有ツールSambaをインストールし家庭内のファイルサーバとして細々と運用し続けてきた。 先日、久々にSambaの公開ディレクトリの空き容量を確認したら想定以上にストレージの空き…

NixOSを25.05から25.11にアップデートした

先月末11月30日(日)に、NixOSの新しいバージョン25.15 "Xantusia"がリリースされた。 コードネームのXantusiaとは、アメリカの南部からメキシコの北部にかけて生息するトカゲの一種を指す。NixOSのコードネームは各バージョン毎に生物の名称が採用されている…

OpenBSD 7.8でsyspatchが失敗する

ここ最近NixOSばかり触れているが、OpenBSDなサーバも家庭内環境にて運用中である。 今年の10月末にリリースされたOpenBSD 7.8を、VirtualBox環境に新規に導入した。 新規導入の直後のOpenBSD 7.8にてバイナリパッチを適用させるコマンドsyspatchを実行した…

50歳でLPIC 300試験に合格

今年の1月末にLPIC 202試験に合格しLPICレベル2認定となってから、IT分野の認定試験の学習を半年程休みリフレッシュし、LPICの最高位レベルのレベル3認定を取得すべく300試験の勉強を開始。10月下旬にLPIC 300試験を受験し合格。晴れてLPICレベル3認定となっ…

VyOS 1.4.3のビルドで ModuleNotFoundError: No module named 'cracklib'のエラー

久しぶりにVyOS Networks Blogを覗いてみたら、7月17日の記事「VyOS 1.4.3 release」を見て2ヶ月程前にVyOS 1.4系に新しいバージョンがリリースされていた事を知る。 VyOS 1.4.3をビルドしてisoファイルの生成を試みたら、ModuleNotFoundError: No module na…

Interop Tokyo 2025に行ってきた

今年も、ネットワーク・インフラ技術やネットワーク ソリューションサービスに関する国内最大規模の展示会であるInterop Tokyoに行ってきた。 今回は昨年に引き続き、AIとインフラおよびIPネットワークとの融合に関する展示が多かったが、AIOpsやSDGsや宇宙…

NixOSを24.11から25.05にアップデートした

日本時間5月24日(土)の未明に、NixOSの新しいバージョン25.05 "Warbler"がリリースされた。 コードネームのWarblerとはアメリカムシクイと呼ばれている鳥の事で、NixOSのコードネームはバージョン毎に生物の名称が採用されている。ちなみに前のバージョン24.…

SONiC Workshop Japan 2025に参加した

SONiC Workshop Japan 2025とは SONiC Workshop Japan 2025とは、オープンソースなネットワークOSであるSONiC(Software for Open Networking in the Cloud)に関する知識や最新動向や活用事例などを共有する技術イベントで、SONiCを管理しているLinux Found…

NixOSの導入にあたり参考になったサイト

先日、NixOS Foundationのサイトにある寄付のページから注文したNix/NixOSのグッズが自宅に届いた。ちょうどNixOSに触れ始めてから2ヶ月が経過したこともあり、少しずつではあるがNixOSの扱いにも慣れてきたところだ。そこで今回は、NixOSを導入しサーバを構…

NixOSでPrometheusとGrafanaによる監視基盤の構築

前回の記事では新規に作成したNixOSにnginxをインストールしWebサーバの基本的な構築を行い、主要な3つのWebブラウザからWebサーバにアクセスしてテスト用のサイトを表示させて動作確認を行なった。 今回は、前回の記事にて構築したnginxと同じ機器にてProme…

NixOSでnginxによるWebサーバの構築

前回の記事ではNixOSをCLIでVirtualBoxにインストールした。仮想HDDの消費状況をGUIインストール時と比較し、仮想HDDの消費状況は初期設定を終えた段階ではGUIインストールをほぼ同じである事を確認した。 今回は、当ブログの著者の家庭内の環境にて動作させ…

NixOSをCLIでインストールした

前回までの記事では、すべてGUIのインストーラーを使用し、NixOSをVirtualBoxにインストールした環境で様々な設定を行ってきた。しかし、NixOSのインストールと初期設定を終えた段階の仮想HDDの消費サイズは4GB少々でRHELの初期設定直後と同程度のサイズとな…

NixOSのパッケージやOSのアップデートに関するメモ

前回の記事では、NixOS上で動作するメール転送エージェントPostfixおよびメール配信エージェントDovecotに対してSASL認証を有効化し、クライアント側に電子メールクライアントnPOPを導入して送受信の動作確認を行った。 NixOSを導入してから1ヶ月以上が経過…

NixOSでPostfixとDovecotによるメールサーバの構築 - SASL認証編

前回の記事では、VirtualBoxで新規に立ち上げたNixOSにメール転送エージェントPostfixとメール配信エージェントDovecotをインストールし、メールサーバを構築した。そして動作確認としてクライアント側にnPOPという電子メールクライアントをインストールしメ…

NixOSでPostfixとDovecotによるメールサーバの構築

前回の記事では、新規に作成したNixOSに.nixファイルを適用し前々回の記事で構築したDNSサーバを再現。クライアント端末にて正引きや逆引きの名前解決の動作確認を行った。 今回は、当ブログの著者の家庭内の環境にて動作させるローカルなメールサーバを導入…