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VirtualboxとDocker Desktopの共存について

自分の環境だけだろうか、VirtualboxとDocker Desktopは同一PC内にて共存出来なかった。
Docker Desktopを削除し、Windows用Linuxサブシステムと仮想マシンプラットフォームを無効にした結果、ようやくVirtualboxのゲストOSのデプロイと起動と設定が可能になった。
以下は、Docker Desktopが入っていた環境にてVirtualboxのゲストOSを再びデプロイ・起動が出来るようにした際のメモ。


当方の環境
ホストOS:Windows10 64bit版 / RAM: 8GB / CPU: Intel Core i5 M460 2.53GHz
Docker Desktop for Windows:2.4.0.0
Oracle Virtualbox:6.1.16

ゲストOS:
Arista vEOS 4.24.2F/Aboot 8.0.0
HPE VSR1000 CMW710-E0621
Cisco CSR1000v 16.9.5
Cumulus VX 2.5.11
Cumulus VX 4.2.1
Cumulus VX 3.7.13



以下の流れで試してみた...
①VirtualboxとDocker Desktopがインストールされた状態
VirtualboxにてゲストOSを起動:ゲストOSのウインドウが立ち上がるものの、真っ黒なまま何も表示されない。
VirtualboxにてゲストOSをデプロイ:ゲストOSのウインドウが立ち上がりGNU GRUBの画面が表示されるが、その先から進まない。

②Docker Desktopをアンインストール
上記①と状況は同じ

③Virtualboxを再インストール
上記①と状況は同じ

④Windows用Linuxサブシステムを無効化(※1)
HPE VSR1000とCumulus VX 2.5.11のみ、デプロイ・起動が可能になる。
他は上記①と同じ。

⑤仮想マシン プラットフォームを無効化(※1)
Arista vEOSとCumulus VXとCisco CSR1000vもデプロイ・起動が可能になった。



結果
Cumulus VXはバージョン2.xと3.x以降でアーキテクチャが異なるのだろうか、上記④の段階で使えるようになった。
Docker Desktopの削除と仮想化支援機能の無効化で、ようやくVirtualboxがまともに使用出来るようになった。
Docker Desktopを使いたくなったら、仮想マシンプラットフォームとWindows用Linuxサブシステムを有効にし、Docker Desktopをインストールする。
毎回毎回上記の手順を繰り返すのは面倒。引き続き、共存可能な方法を探してみる。


以下の画像のキャラクターは、Cumulus LinuxのRocket Turtle。キャラクターが何故亀なのかは不明。
背負っている赤い筒状のような物はロケットで、取り外しは不可能。


※1 Windowsシステムツール>コントロールパネル>プログラム>プログラムと機能



https://www.virtualbox.org/ Oracle Virtualbox
https://www.docker.com/products/docker-desktop Docker Desktop
https://cumulusnetworks.com/lp/rocket-turtle-creator/ Rocket Turtle creator
https://cumulusnetworks.com/blog/hey-rocket-turtle-pimp-ride/ Hey Rocket Turtle, Pimp My Ride!