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通信技術や気になった事を黙々とメモし続ける

YAMAPを5年間使用しての感想

今年のゴールデンウィーク期間中は奥多摩の石尾根を鷹ノ巣山から奥多摩駅方向に縦走した。晴天の中、鷹ノ巣山の山頂からの眺望や尾根歩きを堪能する事が出来た。
今年の5月をもって自分はYAMAPを5年間利用し続けてきた事に気がついた。今回はYAMAPの使用感について軽くレビューしてみた。
 

YAMAPとは
株式会社ヤマップが開発および運営するスマートフォン用の登山アプリで、2013年にリリース。プログラミング言語Rubyで開発されている。
地形図をYAMAPアプリにてダウンロードし登山中にGPS機能を使用しながら現在地の把握が出来るだけでなく、YAMAPアプリのユーザとの間で交流が可能なSNS的な利用も可能である。
 

Webブラウザ版のYAMAPのログイン画面
 

YAMAPの利用状況
YAMAP登録および使用開始:2019年5月(課金ユーザ)
YAMAP使用頻度:月に0〜3回
YAMAP利用シーン:登山、散歩
YAMAPアプリ利用端末:iPhone 8(iOS 16.7.7)
YAMAPアプリのバージョン:10.17.17(2024年5月6日現在)
他の使用中の登山系アプリ:ヤマレコ
 
登山自体は学生時代から細々とやっていたが、ちょうど5年前にiPhoneでGPSアプリを探していたら登山向けアプリのYAMAPに出会った。
早速YAMAPをインストールし、ユーザ登録および課金設定を行った。それ以降はYAMAPでログ残しながら山を歩いている。山行の際は紙の地図との併用でYAMAPを利用。例えば奥多摩の山々を歩く際はYAMAPで軌跡のログを録り、守屋地図や書籍(奥多摩・高尾384km)等は携行といった感じ。
 

2019年11月 丹沢山の山頂にて SONY Xperia XZで撮影

  
YAMAPアプリをインストールした直後はGPSアプリという認識だったが、今はアウトドア用SNSアプリという認識。勿論、これまでどおり山行のログ保存をメインとした利用も可能。
YAMAPアプリ上でフォローしているユーザさんおよびフォロワーさん共に、当記事の投稿時の段階では150人前後。
年齢層は、下は10代後半から上は70代で、その中でも自分と同世代の方々が最も多いように見える。
その中で継続してYAMAPを使用していると思われる方々は、全体の3割強といった感じ。
登録後数回使用し、その後何年も休眠状態というパターンが多いように見える。自分が見える範囲内では退会者は非常に少なく、5年間で1人だけだった。
年に数回の使用という細々とした方々はほんの少しいる。
散歩のみの使用、YouTubeの動画の宣伝という方々もいる。
 

2021年9月 茶臼岳(那須岳)山頂にて SONY Xperia XZ2で撮影
 

YAMAPの使用感
GPSの電波の捕捉。
YAMAPアプリよりもYAMAPをインストールしている端末次第。この5年間でiPhone SE、iPhone 8、SONY Xperia XZ、SONY Xperia XZ2、SONY Xperia 1で使用してきたが、Android端末よりもiPhoneの方がGPSをよく掴んでくれるし、表示される軌跡も滑らかに表示される。
当記事作成の段階では、YAMAP用端末(SIMカード無し)としてiPhone 8を使用。
 
累積標高の計測。
ゴールに到着しYAMAPを終了させた際は累積標高(のぼり)が1,000m近くで表示されたが、YAMAPに投稿した後は累積標高(のぼり)が700mに修正された事が有った。YAMAPの現行の仕様ではGPSで標高を計測した結果を活動日記に載せるのではなく、ゴールして「おつかれ山」の際に国土地理院の地図の標高に修正されたものが活動日記に載るという事から、状況次第では投稿の際に大幅に修正される事が有る。
 
歩行ペース。
標準的なタイムと比較してどれぐらい速かったか遅かったかをグラフで表示。2020年12月に実装された機能。
速めに表示されているような感じ。登山口近くでスタートし山頂までの間に皆に越されて集団の中では一番最後に到着したにも関わらず、標準より150%速いなんて表示される事が有る。
場所や経路によって歩行ペースの算出に差が有るようで、自分の場合、奥多摩の日の出山から金比羅尾根やロンデン尾根を下る際なんか200%前後で表示された事が有る。トレランは一切していないのに。
登頂するまでの間や下山途中で数分程度の休憩を数回取り、場合によって飯を食う為の休憩も取るが、これらの休憩は歩行ペースの計算に含まれていないかもしれない。
 
イイネからDOMOへの移行。
YAMAPでは他のSNSと同様に投稿内容に共感や感謝等の意をDOMO(ドーモ)で送る事が出来る。元々は他のSNSと同じようなイイネが実装されていたが、2021年7月からDOMOに移行された。好きなだけ連打出来たイイネとは異なりDOMOには数と利用期限が有り、DOMOが残っている間は他ユーザへの共感や感謝の意だけでなく登山道の整備など山の保全活動に使用する事が出来る。
DOMOは軌跡付きで活動日記を投稿しないと付与されない。スマホやカメラで撮影した画像のみの投稿ではDOMOは付与されない。
自分は「お疲れ様でした」や「参考になりました」の意味を込めてフォロワーさんの山行記録にDOMOを必ず付け、同じ日に同じコースを歩いた他のYAMAPユーザさんに対しても「お疲れ様でした」の意味を込めてDOMOを付けるのだが、無限にイイネを付ける事が出来た頃とは異なりDOMOには上限や期限が有る為、DOMOを使い切ると付けたくても付ける事が出来ない事がある。この点は不便。
 
登頂した山の数。
放っておくとほんの少しづつ増えていく。過去に歩いた経路の途中にある小ピークがYAMAPで山頂登録される事で、登頂した山としてカウントされた為だろう。
登頂していないのに登頂した事になっている山頂もしばしば見受けられる。山頂は100mの範囲内で軌跡が通ると登頂扱いとなる仕様の為だ。
 
消費カロリー。
殆ど見てない。何故なら下山後にどこかで一人お疲れ様会と称してラーメン食べるので。
 

2022年5月 鷹ノ巣山の山頂にて SONY Xperia 1で撮影
 


YAMAP運用側に申し上げたい事
まずは同じ業界の者として。YAMAPアプリの開発およびアプリやサーバの運用、本当に本当にお疲れ様です。
そしてユーザの一人として。GPSと投稿に特化したライト版YAMAPがあったらうれしい。自分のように古い型番のスマホを何年も使用しているユーザは少なくないと思われる。スマホの新規購入や買い替えが減少しているこのご時世、型落ち品のスマホやの低スペックのスマホでも正常に動作するライト版や機能限定版のYAMAPアプリが欲しい。
 

参照サイトおよび携行する地図:奥多摩版
最近はYAMAPと守屋地図の併用運用が多い。ヤマレコは初めて歩く地域やバリエーションルートの予習用で利用。
https://www.yamareco.com/ ヤマレコ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/showroute_rec2_mobile.php ヤマレコ みんなの足あと&地形図
https://yamap.com/ YAMAP
https://www.amazon.co.jp/dp/4860696204/ 新版 奥多摩登山詳細図/西編 全120コース 1:16,500 (通称「守屋地図」)
https://www.amazon.co.jp/dp/4635180441/ 首都圏1000kmトレイル2 詳しい地図で迷わず歩く! 奥多摩・高尾384㎞
 

携行するガジェット
https://support.apple.com/ja-jp/111976 iPhone 8(YAMAP用に使用)
https://www.sony.jp/xperia/xperia/xperia1/ SONY Xperia 1(通常利用のスマホ)
https://www.amazon.co.jp/dp/B089NR5NQ6/ Xiaomi SmartBand5
https://www.amazon.co.jp/dp/B09Y5BRQ3H/ ELECOMアウトドア用モバイルバッテリー DE-NEST-10000GY
 

YAMAPの仕様について
https://info.yamap.com/archives/3089 DOMOの細かな仕様と具体的なご利用方法について
https://info.yamap.com/archives/2613 活動日記のデータ精度を向上させる「軌跡の標準化」について
https://maps.gsi.go.jp/pn/meeting_partners/data/20211208/3_yamap.pdf YAMAPにおける地理院タイルの活用事例
https://info.yamap.com/archives/4842 消費カロリー計算式刷新、登山に最適化