メモのページ - チラシの裏メモ 3枚目

通信技術や気になった事を黙々とメモし続ける

魂の仮想環境化とレプリケーション

本日は、11月2日に他界した父の四十九日法要と納骨。
四十九日の法要は百か日法要も兼ね、お寺の位牌堂にて実施。
その後、墓苑にて納骨を実施。

四十九日の前日にお寺にて打ち合わせした内容の中で、位牌の扱いに関してお寺の方から聞いた説明が、サーバで使用される仮想化および冗長化技術の初心者向け説明そのままだった。

実家の仏壇には位牌が複数あった。
実家から今住んでいる家に位牌を移動させるにあたり、持ち帰りと家での管理が大変だろうとの事で、お寺にて位牌を一つに纏めて頂いた。
実家にある祖父母と母のそれぞれの位牌(単牌)と家内安全を祈っている意味らしい(お寺の方も詳細は分からなかった)単牌からの"魂抜き"の実施と、各単牌と父の仮の位牌(白木の位牌)を1つの位牌(繰出位牌)に纏めるという内容。

お寺の方から聞いた説明の内容が、まるでVMwareのESXi。
繰出位牌の中には、札板が複数枚収められている。
何とか家先祖代々之霊位と記載された札板は祖父母や両親の札板とは異なり、1つの霊という扱いではなく、各札板を統括するようなものだという。
何とか家先祖代々之霊位と記載された札板がVMkernel、各人それぞれの札板がゲストOS...そのような感じの説明だった。

四十九日の法要を終え、お寺から受け取った繰出位牌の上部にある蓋の部分を開けて見ると、中には、何とか家先祖代々之霊位と記載された札板と各人の札板が、1人(他界しているから1人とは言わない?)につき1枚で合計6枚入っていた。

本家本元の位牌(これも繰出位牌)はお寺に収められているという。
家に持ち帰った位牌は、その複製との事。
遠隔地の位牌への魂の複製。まさにレプリケーション。


注: 宗派や地域によって位牌に対する考えが異なるかも知れない事はご承知頂きたい。


他界から葬儀までの流れは、以下のリンク先。
http://d.hatena.ne.jp/debslink/20151107/1446827038