メモのページ - チラシの裏メモ 3枚目

通信技術や気になった事を黙々とメモし続ける

2021年はLinux 30周年

1991年8月25日にLinus Torvalds氏がLinuxの開発を発表、10月5日に最初のバージョンが公開されたという事で、2021年はLinux 30周年にあたる。


初公開日の10月5日は半年以上も先だが30周年をお祝いし(?)、AndroidスマホにLimbo PC Emulatorをインストールし、自分が初めて触れたLinuxであるDebian GNU/Linux 3.0 (woody)をゲストOSとしてデプロイしてみた。
インストール時の言語環境を日本語に選択する事は可能だが何度やってもインストールに失敗したが、英語を選択すると成功した。
インストールに要した時間は思っていた以上に短く、再起動後のdselect周辺も含めて1時間は要しなかった。
初めてインストールした時は苦労したと思うが、何せ20年近く前の事でありどんな感じで苦労したのか忘れた。NIC周りかX周りか...



起動開始直後のLILO... の文字列、何年ぶりに見たのだろう。
起動時のログ出力やコマンド叩いた時の反応は、Alpine Linux(3.11.8)より軽快だ。
起動完了後にfree -mコマンドを叩いたら、usedがたった16MB!!
vsftpdはAlpine LinuxやCentOSで使用しているvsftpd.confを流用してもWLANの同じネットワークから出来なかった為、wu-ftpdを導入。家庭内環境用の簡易的なFTPサーバとして動かす事にした。



2021年の今もapt-getコマンドでパッケージのダウンロードとインストールは可能だが、woodyは既にサポート切れにつきwoodyのパッケージはアーカイブサイトから持ってくる必要が有る。
/etc/apt/sources.listファイルの記載内容を以下に修正する。
既存の行は今となっては使用出来ない為、削除してもよい。

# vi /etc/apt/sources.list
deb http://archive.debian.org/debian woody main contrib
deb-src http://archive.debian.org/debian woody main contrib

修正後はapt-get updateコマンドで設定内容を反映。
その後はapt-get コマンドでパッケージのダウンロードとインストールが可能になる。



以下の画像は、Limbo PC Emulator内で動作するDebian GNU/Linuxに、SSHクライアントアプリTerminusからsshでlocalhost宛てにアクセスしたもの。
Limbo PC Emulatorに出力される文字のフォントサイズは変更出来ず読みづらい為に、起動完了後はフォントサイズの変更が可能なsshクライアントアプリからアクセスし、bashのコマンドをぽちぽち叩いて遊んでいる。
両脇にある本は、JUST FOR FUNの日本語版とviの参考書。





https://debslink.hatenadiary.jp/entry/20200509/1589032166 外出自粛で暇なのでUNIX系OS使用遍歴を振り返る
https://debslink.hatenadiary.jp/entry/20200418/1587204948 AndroidスマホでAlpine Linuxを動かす 


https://gihyo.jp/admin/clip/01/linux_dt/202103/25
https://www.zaikei.co.jp/article/20210322/613150.html
https://linuxfoundation.org/linux30th/
https://en.wikipedia.org/wiki/Linux_kernel
https://linux.srad.jp/story/21/03/21/058252/ Linux Foundation、Linux 30周年記念ロゴ画像を公開
https://cdimage.debian.org/mirror/cdimage/archive/3.0_r6/i386/iso-cd/


https://sourceforge.net/projects/limbopcemulator/ Limbo PC Emulator


※Wikipediaに載っているLinuxカーネルの記事は、英語版の方が詳細に書かれている