メモのページ - チラシの裏メモ 3枚目

通信技術や気になった事を黙々とメモし続ける

知識のアップデートと再確認

きっかけ 数週間前にホットエントリに載っていたmagnoliak様の記事を読み、思い当たる事が有った為記事に残した。 https://blog.magnolia.tech/entry/2021/09/04/023941 定期的に知識をリフレッシュする 知識のアップデートと再確認とは 十数年もIPネットワ…

15年ぶりのExtreme XOSをVirtualBoxで動かす

再会したきっかけ 15年以上もの間 IPネットワークの設計や運用等の仕事をしてきた中で、ここ数年間は稀にExtreme Networks社の名や製品を耳にする事は有っても特に気に留める事も無く月日は経ち、今年になって、あの紫の箱達は今はどうなっているのだろうか…

SONiCとCumulus Linuxで4byte ASなBGP + IP Clos構成

BGP unnumberedを使ってSONiCとCumulus Linux(Cumulus VX)との間でIP Clos構成を組んでみた。 前回(SONiCとCumulus LinuxでBGP/EVPN/VXLAN)と前々回(SONiCとCumulus LinuxでBGP unnumbered)では、SONiCとCumulus Linuxそれぞれ1台づつの構成だったが、IP Clo…

SONiCとCumulus LinuxでBGP/EVPN/VXLAN

SONiCのRoadmap Planningによると、バージョン202012よりEVPN/VXLANが使える事になっている為、前回の記事にて使用したバージョン202106でEVPN/VXLANを動かしてみた。 以下のリンク先にて、仮想アプライアンス版のSONiCではVXLANのコマンドが打てないという…

心霊写真とシミュラクラ現象

登山中に撮影した画像の中から、空から見下ろす顔のような物が写っている謎の画像ファイルを見つけた。 この画像を見て即座に人の顔と認識した事に疑問が湧き、いわゆる心霊写真とは一体何なのか少し考えてみた。 当記事にはオカルトな画像が含まれておりま…

SONiCとCumulus LinuxでBGP unnumbered

BGP unnumberedを使ってSONiCとCumulus Linux(Cumulus VX)との間でBGPピアを張ってみた。 SONiCの新しいバージョン202106が8月中旬になってようやくダウンロード出来るようになった為、以前から試したかったSONiCのBGP unnumberedの機能を使用し、Cumulus VX…

SEIL/x86 AyameをAndroidスマホで動かす

Cisco CSR1000VやJuniper vMX等といった今時の重い仮想アプライアンスではなく、ファイルサイズが小さく軽快も軽いSEIL/x86 AyameをAndroidスマホで動作させるべく奮闘した結果、意外とあっけなく動作する事が出来た。 今回はSEIL/x86 AyameのAndroidスマホ…

今更ながらMacBook Air 11-inch Mid2011を購入

2023年2月5日追記有り MacBook Air M1の販売開始から半月以上が経ち、YouTubeではM1なMacBookのレビューで溢れかえっている中、中古でMacBook Air 11-inch Mid2011をひっそりと購入。 10年もの前の機種が果たしてサブ機として使用に耐えられる物であるか、使…

SONiCの解説動画

SONiCの学習用動画に関するメモ。 CiscoやJuniperの通信機器や通信プロトコルの解説動画が公式非公式問わず沢山有るのだが、ひょっとしたらSONiCも有るかもしれないという事で、Youtubeにて探したら数は少ないものの有った。 SONiCだけで検索するとセガの某…

VASTKING KingPad SA8の使用感

読書用兼Limbo PC Emulator用として活躍していたタブレット Nexus 7(2013)が落下により破損した為、後継機種としてVASTKINGのKingPad SA8を購入。 購入後約3週間経ち、アプリのインストールやカスタマイズが落ち着いてきたので、使用してきて感じた事をメモ…

サイケデリックなTux君を元の色に戻す

使用しているAndroidスマホにてゲストOSとして起動させているDebian GNU/Linux 3.0(woody)。 自分が初めて触れたLinuxで、Linux誕生30周年を記念して今年限定でAndroidスマホ内でゲストOSとして運用している。 そのwoodyにて、起動中に画面上側にて表示され…

2021年はLinux 30周年

1991年8月25日にLinus Torvalds氏がLinuxの開発を発表、10月5日に最初のバージョンが公開されたという事で、2021年はLinux 30周年にあたる。 初公開日の10月5日は半年以上も先だが30周年をお祝いし(?)、AndroidスマホにLimbo PC Emulatorをインストールし、…

Cumulus LinuxとSONiCの設定ファイル

Debian GNU/LinuxベースのNOSであるCumulus LinuxとSONiCの設定方法と設定ファイルについて簡単にまとめてみた。(というより晒しただけ) 製品版ではなくJenkinsから落としてくるSONiCのBGP設定について腑に落ちない所が有り、SONiCを再度デプロイから始め、C…

今更ながらHP2133にCentOS7をインストール

HP2133の延命措置の為の備忘録。元々はFreeBSDが入っていたがCentOSに変えた経緯は以下のとおり。 ・久々にHP2133の電源を入れたらFreeBSDが起動しなかった。 ・修復を試みようとUSBメモリのブートを試みたものの、USBブート失敗。 ・再インストールを試みよ…

SONiCのWarm Bootの動作確認

前回の「SONiCを少しかじってみた」ではSONiCをVirtualBoxにデプロイし、Cumulus VXとの間でBGPを張らせた。 そして今回はSONiCに実装されているWarm Boot機能の動作確認をし、SONiCの再起動(Cold Boot)と通信断の時間を比較してみた。 SONiCのWarm Bootにつ…

SONiCを少しかじってみた

昨年6月以来の「かじってみた」シリーズ、今回はホワイトボックススイッチのNOS(Network OS)であるSONiCをVirtualBoxにデプロイしてみた。 そして、商用のホワイトボックススイッチのNOSとして多くのデータセンタにて導入が進んでいるCumulus Linuxの仮想ア…

Catalyst 8000V Edge Software

VirtualBoxのゲストOS、Cisco CSR1000Vの新しいバージョンを導入しようとCisco Systemsのダウンロードサイト内を彷徨っていたら、Catalyst 8000V Edge Softwareに出くわした。昨年12月に発表され今月半ばに提供が開始された、新しい仮想アプライアンスだ。 C…

VirtualboxのゲストOS間を仮想ケーブルで接続する

Virtualboxでは、複数のゲストOSを立ち上げてゲストOS間で通信をする事が出来る。 Virtualboxのネットワーク設定にて「内部ネットワーク」(英語版の場合はInternal Network)にする事で、ゲストOS間で通信する事が出来るが、そのままの状態では全てのゲストOS…

Virtualbox + Cumulus VXでIP Clos構成を組んでみた

データセンタのネットワークにてぼちぼち導入が進められているIP Clos構成を、Cumulus Linuxの仮想アプライアンス版であるCumulus VXで試してみた。 今回は、Cumulus VXのIP Clos設定のメモ。 今まで携わってきた、North-South(クライアント-サーバ)なトラフ…

VirtualboxとDocker Desktopの共存について

自分の環境だけだろうか、VirtualboxとDocker Desktopは同一PC内にて共存出来なかった。 Docker Desktopを削除し、Windows用Linuxサブシステムと仮想マシンプラットフォームを無効にした結果、ようやくVirtualboxのゲストOSのデプロイと起動と設定が可能にな…

Cisco ISR4000シリーズルータのシャーシ~Ether Module間通信

Cisco ISR4000シリーズルータに触れる機会が有り、LAN側インタフェースにEtherModule SM-X-ES3-16Pを導入。 L2環境での筐体内部の通信、ISR4000ルータの筐体~Ether Module間の通信の設定に手間取った。 L3の設定ならCiscoのサイトに載っているもののL2の設…

Docker Desktop for WindowsでArista cEOSコンテナの保存

Arista cEOSのDockerコンテナを他のDocker環境で使用する事を想定し、コンテナの保存方法を確認した。 今回は、Arista cEOSのDockerコンテナをDocker Desktopを動作させているPCのローカルディスクに一旦保存し、その後他のPCのDocker Desktopにて動作させる…

Docker Desktop for WindowsでArista cEOS

インフラエンジニアやWebエンジニアの方々にはお馴染みのDocker、しかしオンプレ環境を対象としたネットワークの設計の業務に携わっている者にとって、業務で触れる機会が殆ど無いツールだろう。 1台のソフトウェアルータを動作させるだけで精一杯な自宅のVi…

Fortinet NSE試験を受けてみた

UTM(Unified Threat Management:総合脅威管理)製品の世界シェア1位であるFortigateの開発および生産、販売を行っているFortinet社の認定試験、Fortinet NSE Level1を帰宅後に受験してみた。 Fortinet NSE試験とは セキュリティアプライアンス機器ベンダであ…

MirageOS Unikernelでデータベース

前回は、MirageOSのチュートリアルとして用意されているWebサーバ「static website tls」をローカルで立ち上げ、テキストベースのWebブラウザLynxを使用し、WebサーバへのHTTPアクセスを成功させた。 ここまで来たら、次はファイルサーバやAPサーバだな、と…

MirageOS UnikernelでWebサーバ

前回は、Ubuntu Linuxの最新バージョン20.04にMirageOSをインストール、Hello Worldアプリの実行を成功させた。 Hello Worldアプリは立ち上げてHello Worldを自動で出力させるだけ。これで満足するするような自分ではない。もっと本格的なツール、例えばFTP…

Ubuntu 20.04でMirageOS Unikernel

2ヶ月前にMirageOS Unikernelに出会って以降、Virtualbox環境ではKemp LoadMasterを立ち上げてロードバランサの挙動の勉強を進める傍ら、時々Ubuntu 18.04.3を立ち上げてはMirageOSで遊んでいた。たまにMirageOS熱が再来する...といった感じだ。 前回はUbunt…

OpenFlowは生きていた

OpenFlowという通信プロトコルに関する独り言。自分のブログの過去の記事を読んでいたところ、Buffaloの家庭用ルータBHR-4GRVにOpen vSwitchをインストールした記事に出くわした。2014年~2015年の話。 自宅環境で再現するにあたり、srchack.orgの「おっさん…

kemp LoadMasterによる負荷分散設定 - HTTPSサーバ編

飽きずに今回も、Kemp Technologies社のロードバランサ kemp LoadMasterの仮想アプライアンス版いじり。Webサーバ2台の負荷分散設定の後、クライアントからLB間のHTTPSのやりとり(SSLハンドシェイク)をWiresharkで覗いてみた。 4回連続のkemp LoadMasterネタ…

kemp LoadMasterによる負荷分散設定 - HTTPサーバ編

今回は、Kemp Technologies社のロードバランサ kemp LoadMasterの仮想アプライアンス版で、Webサーバ3台の負荷分散設定とSorryページの表示設定をやってみた。3日連続のkemp LoadMasterネタ。しかしメンタル不調は継続中につき「かじってみた」レベルにまだ…